2.5 サプリメントの知識

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37.ビタミン剤全般について

水溶性のビタミンと脂溶性のビタミン、ドライ加工やタイムリリース方式について
　ビタミンは人間の体が正常に機能するために欠かせないものです。しかもごく一部を除いて体内ではつくることができないので、食品やサプリメントから毎日取り入れなくてはなりません。
　ビタミンには、脂溶性のものと水溶性のものの2種類があります。脂溶性のビタミンは油と一緒に摂らないと吸収されにくいため、油を消化しにくい人やニキビなど肌にトラブルを抱えていて脂肪をとりたくない人、ダイエット中の人にとって、これまでは使いにくいサプリメントでした。この問題を解決してくれるのが、「ドライ」あるいは「水溶性」などと呼ばれる製品で、脂溶性ビタミンを水溶性の形に変えてあります。このタイプは日本製の製品にはあまり見られませんが、サプリメント先進国のアメリカでは豊富に取り揃えられています。
　一方、水溶性ビタミンは水に溶けるので、食品から摂るときも洗ったり煮たりといった調理の過程で失われやすいという難点があります。またサプリメントの場合は、すぐに吸収されて血液の中に溶け込み、短時間のうちに尿と一緒に排泄されてしまいます。このようなロスを防ぐ加工がタイムリリースで、ビタミンを錠剤の中に包み込み、一定の時間がたってから外側の錠剤が溶けて、中身のビタミンがゆっくり吸収されるようにつくられています。

摂り方は1日3回、毎食後が理想的
　ビタミンは、さまざまな食品やミネラルと一緒に摂らないと、よく吸収されません。そこで、ビタミンのサプリメントを摂るには、1日3回、毎食後が理想的です。それが無理な場合は朝夕の食後に、それも難しいときは1日1回、種類・量共に一番多くの食品を食べる夕食後に摂ることが勧められます。
このような摂りかただできなかったり、常時均等にビタミンで体を保護したい方は、タイムリリース錠を活用されるべきでしょう。この場合も食後3回とる方法がベストです。

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